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新寺報と弟が講師で帰郷してくれる件

遅くなりましたが2024年4月号を作成し、今印刷所で作業していただいています。来週には護持会会員さんを中心に紙版を郵送いたします。

遅くなりましたのは仏教婦人会法座の講師を決めあぐねていたためで、仏婦会長さんの提案で築地本願寺王子布教所住職(私の弟です)にお願いすることになりました。一座だけのご縁ですが、とても楽しみです。皆さまもどうぞお参り、ご聴聞お願いします。

2024年04月04日

【お知らせ】新しい寺報ができました

先日の仏教壮年会は望年会兼寺報編集会議としました。

数点の修正、変更を加えて先程、印刷所に原稿を送りました。来週出来上がって20日に仏教婦人会会員有志さんに郵送封筒封入作業、護持会会員様にお送りすることとなります。

このホームページの〈寺報案内〉ページの〈2024年1月配信〉をクリックしてご覧いただけます。

2023年12月11日

仏教壮年会の望年会を行いました

先日、仏教壮年会の望年会(年を忘れるのではなく、望みをつなぎましょう、という意味でこの字を当てています)がありました。天龍寺仏壮の会員さん3人も合流してくださり、にぎやかな懇親会となりました。

今年は飲食店の一室をお借りして行いました。冒頭、讃仏偈のお参り、会長挨拶、年末配布予定の寺報の編集会議も行いました。望年懇親が主なので会議は確認だけということにしました。天龍寺仏壮会員さんには編集会議にちょっと付き合っていただきました。

今後も交流の場を大切にして活動していきたいと思います。

2023年12月11日

LINEを開設したけれど…再度お願い!

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R4年10月1日号とR5年1月1日号の寺報に掲載していたLINEのアカウントですが、私の不手際により削除してしまいました。いろいろ努力してみましたが再開不能のようで、あらためて昨日新しくLINEアカウントを開設することにしました。

ID「@985fghgy」

数十人のご登録をいただいていたのですが、ご迷惑をおかけし申し訳なく思います。ご登録者がどなたか分からないので、あらためてのご登録を今後もお願いしてまいります。

せっかくなのでお参りポイントカードもつけてみました。今までどおりのことではたどり着けなかった方の仏縁が、ひょっとしたらここからあるかもしれません。ちょっとした楽しみとともにお寺参りにご参加いただきたいと思っています。

2022年12月25日

テレホン法話を吹き替えました

1月1日から10日まで志和組テレホン法話の担当が私となっており、一言法話が公開されていました。

受話器から聞こえる私の声をあらためて聞いてみると、なんだか違和感を感じますね。あーこんな声を皆さんは私の声と思っておられるのかー、と。
機械の力をお借りして、原稿を声優AIに吹き替えしてもらいました。画像ができ次第、YOUTUBEチャンネルに掲載しようと思っています。

録音データ「生きる根っこを大切にしよう」

2022年01月12日

あけましておめでとうございます。

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「竹に虎」の絵が昔からよく描かれています。その由来を調べてみました。

強い虎、でも群をなしている象のことは怖がっていました。
大きな象は竹やぶに入れず、無理をして踏み込むと象牙が折れてしまう。いつも象を恐れていた虎が安心して休むことができるのが竹やぶの中、こここそが虎の安住の地なのです。

虎には竹の取り合わせ、では私のための取り合わせ、安住の地はどこであろうか?
仏さまがお教えくださる私の居場所について、一層お聴聞に励もうと思います。

本年もよろしくお願いいたします。

2022年01月01日

【お知らせ】寺報発行

新しい寺報を公開しています。寺報案内のページからご覧ください。

12月11日(日)、仏教壮年会の定例会での寺報編集会議をもとに製作したもので、12月26日(日)の大掃除後にお集まりくださった方にお手伝いいただき、郵送のための封筒作成作業をしました。たくさんご協力いただき、ありがとうございました。

 

2021年12月28日

【お知らせ】寺報みょうとくの発行

寺報みょうとくの126号を10月1日付で発行します。現在は印刷中、後日婦人会の皆さんにご協力いただいて郵送準備を進めてまいります。

一足先にホームページ上でご覧いただけるよう掲載しました。
<寺報案内>のページからご覧ください。

2021年09月20日

【お知らせ】秋彼岸会の開催について

9月8日(水)に秋彼岸会を予定し寺報などでご案内しておりましたが、新型ウイルス感染症拡大にともなう緊急事態宣言下のため、午前と午後の二座のところを午後1時の一座のみ開催といたします。

万全を期して中止とすべきとのご意見もあろうかと思いますが、私たちのご法座は「後生の一大事」の解決を求めての聴聞の場であり、「今生最後のご縁と心得るべき」であるといただいておりますことから、ただの一度でも大切にお遇いいたしたく、熟慮の上判断させていただきました。それぞれのご都合とご判断の上でお参りください。感染防止対策を準備してお待ちしております。

ご講師は当初のご案内の通り、大和町の明円寺ご住職、内藤良照師をお迎えいたします。

2021年09月03日

【お知らせ】みょうとくチャンネルの7作目とその特別編

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みょうとくチャンネルを開設して1ヵ月となりました。
寺報にも掲載していませんし、このホームページでお知らせしている程度でなかなかご周知いただくことができず、ご視聴いただけていないのですが、それでも私自身の今後の勉強だと思って取り組んでいます。

昨日紙芝居風法話の第7作目を投稿しました。テーマは「仏華について」です。

このテーマについて考えていると、仏華はお仏壇のお給仕の中でも悩ましい事柄であることと思われました。そこで実際に私が仏華を生けている様子を特別編として、先ほど投稿しました。

私自身花生けの心得があるわけでもないため、とても拙い内容ではあります。でもこの心意気だけでも伝わればと思い、勇気をもって投稿しました。ご笑覧ください。

07_「お仏壇のお荘厳(仏華について)」

07特別_「お仏壇のお荘厳(仏華に挑戦しました)」

2021年08月08日

【お知らせ】みょうとくチャンネルの6作目

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今回はお仏壇の荘厳(お飾り)のうち、お香を中心に少し話をしてみました。

よく「お線香は何本焚いたらいいの?」と尋ねられます。本数ではなく、心地よくお参りできるくらいに調節したらいいのだと思います。香は仏さまのはたらきをあらわすのですから、やさしく漂う程度がちょうどいいのではないでしょうか。

お香は嗅ぐのではなく聞く、「聞香(もんこう)」と言うのだそうです。香が仏さまのことを教えてくださるとは、なんと味わい深いいただき方だと思いませんか?
今回はそんなことを踏まえて、お話ししています。

06_「お仏壇のお荘厳(お香について)」のお話

2021年07月22日

【感話】なんか、かっこいい

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境内のお掃除をしていると、なんとなく視線を感じました。なんだろうと見まわすと、塵取りの上からカマキリが見ていました。いつまでたってもじっと見ているので、見つめ返してやりました。よく見るとかっこいいフォルム、見とれてしまいました。

”あっ鎌持ってくるの忘れた”と思い、ずっとポーズとっているカマキリに「その鎌貸して!」って何度も頼んだけれど、無視し続けられました。その塵取り、貸してあげてるのに。

ちょっとしたお掃除の楽しい出会いでした。

2021年07月17日

【お知らせ】みょうとくチャンネル紙芝居風法話の再投稿

先週末にあった仏教壮年会の毎月の定例会でYouTubeチャンネルの3分法話について、会員皆さんから次のようなご助言をいただきました。

① 録音状態が悪い。録音機材を変えてし直した方がいい。
② 音楽を挿入してはどうか。
③ もっとはっきりとした声で明るく。
④ 法話者の姿が必要ではないか。

①、②は採用しさっそく再録音・再編集し再投稿しました。
③については自分なりの努力はしました。
④については恥ずかしがり屋なもので、声出演まででお許しください。

一緒になって考え、時に厳しくたまに褒めてくださる、頼りになる皆さんです。

2021年07月13日

【感話】朝からせわしない者たち

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本堂へ朝のお参りに行こうと渡り廊下を通るとき、大騒ぎをして餌をせがむ者たちです。廊下の物音で我先にと集まってきます。
ただ「ちょうだい、ちょうだい!」と口をパクパクさせている様子はかわいいものです。思わず「おお、よしよし!」と応えずにはおれません。


あそこには怒りや妬み、嫉妬などはないと勝手に思っていましたが、ほんとうはどうなのでしょうか?
「いっつもあいつばかりが餌をもらって…」実はそんなことを思われていたりして・・・。
気を付けます。

2021年07月01日

【お知らせ】寺報みょうとくの発行

編集委員会で作製しました寺報が先日刷り上がり、今日仏婦会員有志のお手伝いをいただき郵送手続きを終えることができました。

寺報の内容をご検討いただくのはとても大変な作業です。仏教壮年会の会員さんが編集委員となり、いろんな立場やお考えを踏まえながら伝えたいことをどのように表現するか、わずか一語でも時間をかけて話し合いを重ねていただいています。
郵送のための封筒づくり作業も大変な作業であります。お届けしたいお方のところに間違いなくお届けできるよう、丁寧に何度も確認しながら協力して作業してくださっています。

おかげをもちまして今日午後、郵便局に持ち込んで発送させていただきました。時間もお金も必要ですが、それだけの意味のあることだと思っています。ちょっと郵送費は痛いのですが…。
「問い合せ」ページに「お知らせ連絡登録」を作りました。『郵送ではなくメールでいいよ』とおっしゃってくださる方は、メールアドレスをご登録いただくことになりますがここにご返事ください。
「行事案内」ページや「寺報案内」ページに内容は掲載しています。でもほんとうは郵送かメールで直接お届けしたいと思っています。お届けするお方のことを思いながら仏壮・仏婦会員さんと作業しておりますから。

ぜひ寺報をお読みください。また今後もこの活動を継続するために、護持会費納入にご協力よろしくお願いします。
(新しく護持会ご協力いただけますお方、「問い合せ」ページからご連絡お願いします。)

2021年06月30日

【3分法話】磁石のごとし

親鸞さまは主著「教行信証」で「正信念仏偈」をお作りくださいましたが、その直前に「阿弥陀仏の本願力は、迷いを破り、煩悩から離れさせていく働きです。そしてそれは往生した人だけでなく、そのまわりの人たちの心も浄らかにしてくださいます。なぜかというと浄土の浄らかな功徳は、往生した人を浄化するのみならず、まだ往生していない人たちも救いたいという願いとなっていくからであります」とお教えくださり、続けて泉や蓮華、蜜、父母、磁石に喩えてご解説してくださいます。
阿弥陀仏の本願とは安心を満ち溢れさせ、際限なく湧き上がり汚れることなく、さらには「磁石」のように迷いの私を浄土の方へと引き寄せようと働いてくださる、この父母のように導き支えお守りくださる本願の働きは、悩みの私を決して放り置くことできない、だからこの働きはお浄土に往生した人だけではなく、その周りの人に必ず及ぶ、だからこの際限なく湧き上がる本願の働きは、この先もずっと多くの人を導き続けてくださるのだ、とおっしゃるのです。
「本願は喩えば磁石のごとし」目に見えない働きはいま現に届いてくださってあります。先人のご縁があればこそ私はこうして手を合わせ、念仏申しているのだけれど、それはあのお方々を通さなければ私を引き寄せることはできないと阿弥陀仏はお考え下さった、つまりあの方によって私はやっと阿弥陀の本願に遇わせていただくことができたのです。
親鸞さまは、深い因縁によって念仏申す身とならせていただいたことをよろこばせていただきましょう、私を導き支えお守りくださってある本願の働きをお讃えいたしましょう、と正信念仏偈をお作りくださったのです。
ぜひ、味わってみていただきたいお言葉であります。

2021年06月30日

【3分法話】お讃えする中でこそ伝わること

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読経、お経のことをお話してみようと思います。お経とはお釈迦さまが仏さまのことについての讃嘆、お讃えされているものであります。私たちがいただくお経の内容とは、

「阿弥陀という仏さまは、このようにあなたを救うための想いと行動のお方なのです。この仏さまと今こうして出会わせていただいていることは尊いことなのですよ!」

つまり、お釈迦さまおん自ら私たちの先頭に立って、仏さまのお徳をお讃えしよろこんでいてくださる、私たちはそれを聞かせていただき、阿弥陀さまのこと、さらにお教えくださっているお釈迦さまをお讃えさせていただく、それが読経、お参りなのです。
心しておきたいのは、おん自ら讃嘆しておられるということです。お讃えされるお姿とお言葉は実際に現代までの何百年、多くの先人のよろこびとなり読経され大切に伝わり続けています。お釈迦さまはお経の中で実は、尊敬すべき人との出会いをよろこび敬うこと、その営みの中に伝えるべき想いが守られ続けていくのだとお教えくださっていると、私はいただいています。相手への敬いやお讃えがなく、ただ損得や正誤をあげつらね正義を振りかざしても、伝えたいことはなかなか伝わりません。まず出会いの不思議をよろこび大切にすること、それこそがお釈迦さま由来の仏教徒の大切な想いの伝え方であり、尊んできた心得なのだと思います。
お経の中で「仏はお念仏という響きとなって寄り添っていてくださるのですよ」と讃嘆しつつお教えくださいます。4月の花まつりに続いて5月は降誕会、親鸞さまのお誕生月でありました。私はお釈迦さまの仰せと親鸞さまのおすすめに従って、お念仏し讃嘆することを心がけます。そして周りの人との浅からざる不思議な出会いをよろこび、大切に味わいなおしたいと思います。

2021年06月23日

【3分法話】光暁かぶらぬものはなし

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この一年は感染症問題で初めて経験することばかり、戸惑うことばかりで見通しは立たず不安になることでいっぱいでした。しかし一方で、立ち止まって自分の大事を再確認する、貴重な機会でもありました。
正信偈のお勤めでこのようなご和讃があります。

智慧の光明はかりなし
有量の諸相ことごとく
光暁かぶらぬものはなし
真実明に帰命せよ

仏さまの私を導き育てんとするはたらきは、暁のようでありますとおっしゃっておられます。暁とは真っ暗闇に光が差し込めゆっくりと明るくなってゆく様子です。見えなかったものが見えるように、わからなかったことがわかるようになってゆく。一瞬で変わるのではなく、ゆっくりじわじわと、それが暁であり、仏さまとはまさにそのように働いてくださるのです。
一言のうちにすべてを悟らせることなどできぬ、そんな力ある私ではないことをよく見抜いてくださっておられればこそ、ゆっくり時間をかけてお育てくださるのです。今立ち止まり考えてみると、これまでの多くの方との様々なご縁を通して、たくさん大切なことを教わりました。あの出会い、あのご苦労をいただけばこそ、あのお言葉、あの思い出があればこそ、私は分からなかったことが分かるように、喜べなかったことが喜べるように、悲しめなかったことが悲しむことができるようにならせていただくのだと思います。さらにこれからもご縁をいただく限り私はゆっくりお育てをいただくことになるのでしょう。仏さまはまさに暁のように、ゆっくりじわじわと私をお育て続けてくださるのです。
これまでにいただいたご縁をお讃えし味わいつつ、すでにもう大きなお育ての中にありますことを、再確認させていただきましょう。

2021年06月23日

【お知らせ】行事再開に向けて

3月以降、当寺でも行事を自粛しております。しかし今後当面は次のことを取り組み、安心してお寺の活動にご参加いただけますよう対処いたします。

1. 「3つの密」の徹底的な回避のため、時間や回数、席の配置具合などに配慮を心がけること。
2. 参加者には体調管理、マスク着用、手洗い・咳エチケット、人と人との距離確保等の基本的な感染対策の実施を呼びかけること。また参加直前に検温を行っていただき、37.5℃を超える場合は参加を自粛するようお願いすること。
3. 感染症患者が発生した場合に備え、参加者の利用状況及び連絡先の把握・管理をすること。
4. 当面は大人数での会食、また県外への人の移動を伴うイベントを実施しないこと。
5. 国や県、市から新たな対象方針が示された場合、これらの対処内容を随時見直すこと。

これらの必要と思われます取り組みにより、法座活動の再開にご理解を賜るための努力を惜しまない所存であります。門信徒をはじめとするお同行皆さまのご理解とご協力をお願いいたします。


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上記の根拠として次のことを踏まえました。


5月25日、国はすべての都道府県で非常事態宣言を解除し、広島県は上で対策本部員会議を開き協議、その都度県民へ対処方針を発出しています。直近の改正対処方針(5月29日)の文言によるとその基本的な考え方として、
〇 5月25日には,全国で緊急事態宣言は解除されたが,国の対処方針においては,「新しい生活様式」の定着等を前提として,約3週間ごとに一定の移行期間を設け,外出の自粛や施設の使用制限の要請等を緩和しつつ,段階的に社会経済の活動レベルを引き上げることとされた。
〇 県においては,他地域の感染状況等を鑑み,6月18日までは,引き続き,移動の自粛やイベント開催条件等の制限に取り組むこととし,6月19日以降の対処方針については,後日改正するものとする。
○ なお,疫学的状況又は医療状況が悪化した場合は制限を再度強化し,まん延防止に取り組む。また国において新たな対処方針等が示された場合は,必要に応じて見直しを行うこととする。
などと示されています。またイベント開催条件の目安に
・屋内であれば100人以下,かつ収容定員の半分以下の参加人数にすること。
・屋外であれば200人以下,かつ人と人との距離を十分に確保できること(できるだけ2m)
とあげつつ,その講じるべき感染予防対策は「県民に対する要請」とあわせて次のような具体的なものが示されています。
〇「3つの密」の徹底的な回避,体調管理,マスク着用,手洗い・咳エチケット,人と人との距離確保等の基本的な感染対策を実施すること。
〇 家族以外との大人数での会食や,密集状態等が発生する恐れのあるイベント等に参加しないこと。
〇 他の都道府県への不要不急の移動を避けること。
〇 感染例が発生した場合には,保健所が実施する積極的疫学調査に協力すること。
〇 感染者・医療福祉関係者やその家族などを誹謗・中傷・差別しないこと。

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これは6月18日までの要請とありますが、今後の基準となっていく内容と考えられます。これからの身の回りのあらゆる活動は、感染拡大を予防する新しい生活様式に取り組んだもので以前とは異なったものとしていく必要があると思われます。

2020年05月31日

【3分法話】「いのち」とは?

この度の新型ウイルス対応問題では様々なことを考えさせられた機会ともなりました。

「いのちを守るために」、よく口にされ聞くことも多いですが、このいのちとはいったい何でしょうか。

学生時代に聞かせていただいた、ある医学倫理の先生の「いのち」についての講演を印象深く記憶しています。ホスピスケアの実例を挙げながら、二つの「いのち」、つまり漢字で生命と書くいのちとひらがなで表すいのちについて
 生きる力が生命力、生きていく力がいのちの力
 生命は「有限・閉鎖的」「客観性」、いのちは「無限・開放的」「主観性」である。
と、その違いをお話しくださいました。身体的な生命の力とこころの力と理解した程度で学生の身にはぼんやりとしか聞くことができませんでした。この度あらためて「いのち」についてしっかりと心得ておきたいと思いました。

最近よく「こんな時こそお寺に頑張ってもらわんと」と声をかけていただきます。お寺に集まれないのは残念だけど今後ますます、生命としての生きる力だけではなく、生きていくというか生きている喜びを知らせていただかなくては、それがお寺の役割なのですから、とおっしゃってくださるのです。ありがたいことです。

私だけの命を生きながら、他者とつながるいのちをよろこばせていただきましょう。多くの命の中の一つの私ではない、唯一無二の私とお讃えくださる仏さまに出会わせていただきましょう。限りある命を生きる中で、限りないいのちを生きることを知らせていただきましょう。それこそが浄土真宗の救い、親鸞さまの生き方でありました。

2020年05月31日

【お知らせ】護持会総会について

5月21日に予定していた宗祖降誕会に続けて護持会総会を予定していましたが、非常事態宣言解除とはならない状況ですので、やはり延期といたします。

5月4日、国が5月31日まで緊急事態宣言を延長したことにともない、広島県が発出していた緊急事態措置等も延長、並びに感染拡大の状況によって段階的な措置の緩和を行うことが示されました。これによると

【2,制限解除の時期】このままの感染状況で推移した場合、5月11日から「レベル3」となる見込み。 最終的には、緊急事態宣言が解除される見込みである6月1日に「レベル1」に移行できるようにするため、検査と接触制限により「レベル2」に移行することを目指し、レベルに応じた制限緩和を行うこととする。
【5,イベント】比較的少人数(最大でも50 人程度)のイベントについては、次のような感染防止対策を講じたうえで、段階的な制限の解除を行う。
[1] 3密の発生が原則想定されないこと。
[2] 大声での発声、歌唱や声援又は近接した距離での会話等が原則想定されないこと。
[3] 入場者の制限や誘導、手指の消毒設備の設置、マスクの着用、室内の換気等、適切な感染防止対策が講じられること。
レベル3  屋外における少人数でのイベント
レベル2  屋外・屋内における少人数でのイベント
   (抜粋して転載)

このように安心できる段階になりますことを願い、6月1日に「レベル1」でありますことを前提に、「安居会(あんごえ)」を感染防止対策を講じたうえで短縮して開催、終了後に護持会総会を開催することといたします。
「安居会」【当初予定】6月18日午後1時、午後6時半,19日午前9時、午後1時の四座
     →【予定変更】6月18日午後1時から2時半、終了後「護持会総会」
お会いできますことを楽しみにしております。
(6月1日に「レベル1」に移行できないなどの場合はさらに延期とし、今後の予定は6月末に配布予定の寺報でお知らせいたします。)

2020年05月13日

【感話】自粛することで…

「自粛」の言葉を聞き、あらためてこの言葉の向かう相手について考えさせられます。

自分自身の不用意な行動は行動は厳に慎まなくてはなりませんが、他者の行動をとがめるようなことはしたくありませんよね。今の一番の不幸は他者の行いが気になって仕方ない事態に陥っていることでしょうか。
私たちには自粛や反省、感謝など、自らを戒め相手を気遣う言葉がたくさんあります。でもこれを「~しなさい」などと他者に向かって強いることになるならば、途端に危ない暴力的な言葉になってしまいます。

「凡夫」も他者に向かう言葉ではなくて、自らを戒めての言葉でありました。決して人に向けることは慎むべき、厳しく私を律してくださる言葉なのです。

2020年05月01日

【感話】感染症から気づかせていただいたこと

お寺の法座活動もすべて休止としています。感染拡大の現状を思うと今こうして自粛していることはささやかではあろうとも、医療に従事されておられる方の負担を和らげ、少しでも治療されるべきお方を優先するために貢献できているのかも。それを確かめることはできませんが、でもこれまで私は知らず知らず他者の手を煩わせ苦しめてきたのであろうことは想像に難くありません。

他者に迷惑をかけずにいられない私が、どこかで苦しんでいる他者のことを忘れて愚痴や不足を口にしてばかり。

見えていないからどうでいいのではなく、見えていないものこそ大切にできる人になりたいものです。

2020年04月15日

【感話】祈る思い

今年に入って心配されていた新型コロナウィルス感染症の拡大は急速に世界に蔓延、私たちのすぐそこまで届こうかと心配されるまでになりました。

わが身を守ることは周囲を守ること、相手を大切にするために私の行いに気をつけねばならない、という大乗仏教の心得をあらたにする思いで手洗いうがい咳エチケットなどを心がけ、また日々伝えられる厳しい状況の報道に「世の中安穏なれ仏法ひろまれ」と祈られた親鸞さまのお気持ちをともにさせていただく思いです。

当たり前の日常のありがたさが知らされます。どうか早く収束を迎え、いつものようにお会いできる日々となりますように・・・

2020年04月10日

【お知らせ】寺報編集委員会!

寺報「みょうとく」を年4回、3ヵ月ごとに発行してまいりました。私一人で制作してきたのですが、仏壮会員さんたちが寄稿と編集を一緒にやろうと声をかけてくださいました。

ありがたいことです。護持会役員の皆さまにもお願いし、寺報編集委員を兼ねてくださることとなりました。力強い仲間を得てとてもワクワクしています。
記事やコラムにも皆さんの意見が入っていい誌面になりました。4月1日発行号をご覧ください。

今後もいろいろと話し合いながら誌面の充実を図ってまいります。

2020年03月28日